今回は、私の進学先について、紹介していこうと思います。
進学先は、ベルギーの大学、Ghent University が主催する International Master of Science in Rural Development (IMRD) というプログラム。農村開発や地域開発を専門に学びます。
友人と話していてよく聞かれること、私が思うこのプログラムの良いところ・悪いところ、なんかをまとめてみようと思います。
授業の使用言語は、英語
ベルギーに進学すると話して、よく話題に登るのは、「ベルギーって何語話すの」です。ベルギーの公用語は、フランス語、オランダ語、ドイツ語の3つ。ただ、ありがたいことに、プログラムの使用言語は英語ですので、大学のコミュニティ内は英語で活動することが多くなりそうです。
3ヶ月後に留学を控えている私は、「ベルギーの人たちは英語ができるらしいから、日常生活も大丈夫だろう」と自分に言い聞かせているのですが、この態度、あんまり良くないんじゃないかと思い始めています。
スーパーでの買い出し、公共交通機関の利用、などは、おそらく英語表記がされているので、問題なくできる気がしています。ただ、そんな感じで地元の文化に溶け込めるのだろうか…というのが不安です。
例えば、現地の人たちは、こちらがフランス語やオランダ語、ドイツ語ができないと分かれば、英語で話してくれると思います。でも、「相手の言語を学ぶ努力をしていない状態で、相手に英語を話してもらう」というのは、どこか、相手の文化に対するリスペクトに欠ける気がするんですよね…。
Ghent Universityがあるのは、オランダ語圏です。オランダ語の知識、ちょっと蓄えてから行こうかなと思います。
2年間で滞在する国は、べルギー・イタリア・スロバキア
IMRDはErasmus Mundus(欧州の教育制度)のうちの1つで、非常に国際的です。半年ごとに国を移動するため、実質的には3つの国に半年ずつ交換留学をする感じでしょうか。
最初の半年はベルギー、次の半年はスロバキア、次の半年はイタリア、そして最後の半年はスロバキアかイタリアを自分で選択します。
この国際的な環境は、私が「このプログラム良いな」と思ったところです。なんと言っても、スロバキアを訪れることなんて、今後なかなか無い気がします。しかも、そんな環境で生活していたら、プログラムの参加者とかなり仲良くなれるんじゃないかと期待しています。
ただ、不安もあり、今まで私が海外で生活した期間は、最長で1ヶ月です。なので、半年の滞在でどこまで地域の文化を知り溶け込めるのか、想像がつかない部分があります。予想以上に時間が早く過ぎると感じるかもしれません。ここら辺は、実際に生活してから書いてみたいと思います。
経済・社会・環境の3コースから選べる
IMRDの中心テーマは、農村開発です。でも、視点が3つあって、経済・社会・環境コースの3つから自分で選択します。
履修する授業が異なることに加えて、滞在する国も異なります。リストにしてみました。
- 経済:ベルギー→スロバキア→イタリア→スロバキア or イタリア
- 社会:ベルギー→ベルギー→フランス→ベルギー or フランス
- 環境:ベルギー→スペイン→ドイツ→スペイン or ドイツ
私は、学士を経済学で取得し、興味関心が経済学にあるので、経済コースを選びましたが、ほかのコースもなかなか魅力的ですよね。
英語だけでなく、第二外国語としてフランス語やスペイン語等を勉強している方にとっては、結構熱いんじゃないでしょうか。
私自身、第二外国語はスペイン語を選択して、なんやかんや今もコツコツ勉強していて、レベルはDELEでB1とB2の間くらいです。それを考えると、スペインに行ける環境コースもいいなと感じたのですが、それで選択するのはちょっと留学の趣旨に反するかなと思いやめました…。経済コースにスペイン語を話す参加者がいることを期待しようと思います。
住まい探し、大丈夫かしら…
半年ごとに国を移動するとなると、気になるのは住まいです。
現在、渡航の3ヶ月ほど前ですが、まだ住むところが決まっていません。これ、やばいですか?(笑)
大学の寮に申し込みをしたのですが、どうやら100%寮に入れるわけではないようです。もし入れなければ、自分で住まいを探す必要があるのですが、果たして6ヶ月で契約してくれるところがあるのか…。
9月12日に渡航予定で、現在6月8日。まあまあ迫ってます。ただ、これも留学の醍醐味かもしれません。不安なことにもポジティブな解釈を施して向き合うのが、私にとっては心地よいです。
「何とかなるでしょ、そう思わないとやってられんわ!」ですね。これ、留学あるあるでしょうか(笑)
今回は、私の留学先であるIMRDを紹介しながら、私のややパーソナルな部分も書けたかなと思います。
まだまだ日本ではあまり知られていない Erasmus Mundusのプログラム。みなさん、留学先の候補として検討してみてはいかがでしょうか。