#2. 私のAnother Skyって、なんか良くないですか?
#2. 私のAnother Skyって、なんか良くないですか?

#2. 私のAnother Skyって、なんか良くないですか?

みなさん、『ここが私のアナザースカイ』という日テレの番組、ご存知でしょうか。ゲストの人が、自分に接点がある海外の国を紹介するやつです。2021年9月30日に、番組は最終回を迎えたようです。

私は中学生の頃よく観ていて、毎回「自分もアナザースカイが欲しいなぁ」なんて、ぼんやりと思っていた記憶があります。

そして、23歳になりベルギーへの留学を控えて、「私のアナザースカイくるやん」とふと思ったので、

今回は、私のアナザースカイってなんか良くない!?という話です。


アナザースカイ」って結局なに?

アナザースカイって、素朴に言えば「自分に何か所縁のある土地」だと思います。

言い換えると「自分にとって思い入れのある土地」なのですが、私は「アナザースカイ」がなぜ人々の心をそこまで魅了するのか、面白いなと思います。

ネットにはアナザースカイを熱く紹介する記事がたくさんあり、読み手の胸さえも熱くさせてくれます。

私自身も、「アナザースカイ」という概念にどこか惹かれていています。単なる何処かの外国の街並みだけではなく、そこでだれかが経験した「人生のターニングポイント」や「アイデンティティの変化」も一緒に語られるところが、私的には最高です。

私の場合、自分のアイデンティティに何か変化が起こるような衝撃的な出来事や感覚を、心の何処かで期待している節がある気がします。自分の世界の捉え方や感覚は無数にあるもののうちの1つで、もっと新しいものがあるはずだ、という感じです。

新しいものをそんなに知ってどうするんだ、と自分でも思いますが、そういう「引き出し」が多ければ多いほど、誰にでもフラットに接することができる気がします。結局、視野を広げたい、だから「アナザースカイ」と呼べるものが欲しい、ということかもしれません。

ベルギーが私のアナザースカイに!?

突然ですが、みなさんは日本を出て外国に行くのは好きですか。

外国に行く機会は、いろいろなところからやって来ます。海外旅行、語学研修、交換留学、出張、ワーホリ…等々。どんな文脈であっても、いつもと異なる街並みや文化、人々などに触れて、視野が広がるのではないでしょうか。

私は、海外で視野が広がったあとに、「外国に行くことで得られた経験値に、どのような意味を施すのか」を考えるのが好きです。どんな意味を施すのかもある程度大事かもしれませんが、それよりも「施す意味を自分で選択すること」に価値があると思います。

  • 海外経験によって、人に接する態度に変化は起きたか
  • 海外経験によって、「わたしは何者か」に対する答えは変わるか
  • 海外経験によって、進路やキャリアの選択肢は広がるか
  • 海外経験によって、日頃の仕事や勉強等に対するモチベーションに変化はあるか

他にも、考える視点はいろいろあると思います。主観的に価値があると思うことを掘り下げて、施す意味を自分で選ぶ。そうすることで、「自信・自己肯定感」といったポジティブなものが生まれ、人間的に成長できたなと感じるのではないでしょうか。

そして、そうした成長を語れるようになったときに、その変化の出発点となった土地が「私のアナザースカイ」になるのだと思います。

3ヶ月後、私はベルギーの修士課程に勉強をしに行きます。チョコレートもワッフルも食べます。オランダ語がわからずちょっと孤独感を感じるかもしれません。

でも、ベルギーで経験するポジティブなこともネガティブなことも、何か自分に変化をもたらしてくれると期待しています。そして、その変化に建設的に向き合えるかは、私次第です


今回のテーマは「私のアナザースカイ」でした。私が感じることをつらつら書きましたが、何を考えて、どう行動するかは、本当に人それぞれですよね。

こうして考えてみると、海外の土地だけではなく、日本の土地でも、考え方によっては「アナザースカイ」になるんだなあと気づきました。

みなさんは「アナザースカイ」からどんなことを連想しますか?